射撃協会には、使用する銃器の形態によりいくつかの種類があるが、競技用の空気銃や装薬ライフル銃はライフル射撃協会が管轄している。
わが国では頂点で「日本ライフル射撃協会」が総括し、その下に各都道府県レベルのライフル射撃協会(東京都ライフル射撃協会など)があり、さらにその下部組織(支部)として市区レベルの協会(目黒区ライフル射撃協会など)が存在している。都道府県ライフル射撃協会は日本ライフル射撃協会の加盟団体である。ちなみに、東京都ライフル射撃協会は「東ラ」、日本ライフル射撃協会は「日ラ」と略されることが多い。
東京都内の市区レベルの射撃協会(加盟団体)については「東京都ライフル射撃協会」サイト(加盟団体一覧)参照のこと。2019年現在で、区部で19団体、市部で5団体が加盟しているようである。
標的射撃競技を始めるにあたっては、射撃協会のような団体に所属しなくても射撃場で練習することは可能である。
入会にあたっては、各市区レベルのライフル射撃協会の窓口を訪ねるとよい。市区レベルのライフル射撃協会(支部)を通じて上部組織へ入会することになる。また、必ずしも市区レベル、都道府県レベル、日本(全国)レベルすべてに入会する必要は無いが、市区ライフル射撃協会に入会しないで、都道府県ライフル射撃協会だけの会員になるというようなことはできない。つまり、東ラの会員は必ずどこかの下部組織の協会の会員でもあるわけだ。同じく、日ラだけに入会するということもできない。
支部の協会または連盟に入会する場合、その市区内在住または在勤を条件としていることもあるが、条件を満たさない場合でも相談してみると良いと思う。
なお、Webサイトなどを見ればわかると思うが、活動の熱心さなどについては、支部によって多少の温度差があるようだ。地元に射撃場があるかどうかにも関係しているかもしれない。
そもそもライフル射撃協会の会員にならずとも射撃場で撃つことは自由にできるが、会員でないと、所定の公式大会の参加資格が得られなかったり、段級審査が受けられなかったりすることがある。
将来、装薬ライフル銃所持のための推薦を受けるには、日本ライフル射撃協会まで入会する必要があるが、その予定がない場合は年会費も10,000円と高いこともあり、通常は都道府県レベルまで入会しておくケースが多いと思われる。
なお、やるのはビームライフルだけという人でも会員になることはできる。ビームライフルの段級審査を受けるときは、会員資格が必須である。
入会に際しては、協会によっては面談などの所定の審査が行われる場合がある。最初に入会金が発生し、初年度から毎年、年会費を納入する。年会費は、市区レベルと都道府県レベルの会員だとその両方を毎年支払う。目黒ラの場合、毎年1月に継続申込書を提出し、会費は郵便振替で納入する。
2022/02/26
同日をもって「目黒区ライフル射撃協会」の公式サイトが閉鎖されている。管理者いわく「1997年にHP開設して以来25年間、情報を発信してまいりましたが、協会より今後、作業の必要が無いことを通告されましたので、本日をもって閉鎖いたします。長い間ありがとうございました。」とのことである。
充実した内容で、数少ない支部レベルのライフル射撃協会のサイトだっただけに非常に残念だ。一日も早い再開を望みたい。
身体障害者が上述の一般の射撃協会に入会することはもちろん可能だが、障害者射撃を専門に扱う団体も存在している。こちらはすべての都道府県に存在しているわけではないが、日本(全国)統括レベルの下に都道府県レベルの加盟団体が組織されている。
首都圏においては、東京都に障害者射撃の団体は無く、東京都在住者含め関東地方の選手は、障害者射撃に非常に熱心な埼玉県身体障害者ライフル射撃連盟に所属するケースが多いらしい。
私は所持許可に当たって、埼玉県身体障害者ライフル射撃連盟の公式サイトをずいぶんと参考にさせていただき、またそこを通じて事務局長さんにも色々と相談に乗っていただいた。私の障害について、所持許可申請時に警察署から調査確認の電話も入ったようだ。お世話になり本当に感謝している。
「日障射連」や「日障連」などと略されていた「日本障害者スポーツ射撃連盟」は、2023年4月に「日本パラ射撃連盟」(パラ射連)と改称している。パラ射連は日ラの加盟団体で、我が国における障害者射撃を統括する最高位の団体である。パラ射連の加盟団体については、同連盟公式サイトに一覧表が掲載されている。
私が所持許可を得るにあたって、パラ射連の事務局長さんにもお世話になった。東京都が開催した「パラリンピック選手発掘プログラム」にもお誘いいただき、当日お会いすることもできた。併せて感謝したい。
近年はパラ射連のサイトも随分と充実してきているのは喜ばしいことである。
パラ射連への入会は、所属する加盟団体を通してパラ射連事務局あてに入会申込書を郵送する。その際、身体障害者手帳・療育手帳などの写しが必要だ。
ふつうに射撃場で射撃を楽しむ程度であれば、もちろん入会は義務ではないが、入会すると定期的に会報が届き、貴重な情報をいただける。パラ射連が主催する競技会に参加したり、下位の段級審査を受験する場合には、入会登録が必須となる。
パラ射連の加盟団体というのは、全国21府県に24団体ある(2018年9月現在、ビームライフル競技団体含む)。たとえば埼玉県身体障害者ライフル射撃連盟などであるが、埼玉障害ラとパラ射連とに同時に入会手続きすることも可能だ。
なお、たとえば埼玉県身体障害者ライフル射撃連盟は、一般の○○市(区)ライフル射撃協会+都道府県ライフル射撃協会と同時入会しても問題ないとのこと。ただし、日ラだけは都道府県ライフル射撃協会か、パラ射連のどちらから入会するか決めなければならないらしい。なお、日ラの入会金や年会費は都道府県ライフル射撃協会から入会するより、パラ射連から入会するほうが若干安い。
整理すると、すべて入会するなら[○○市(区)ラ+東ラ]&[埼玉障害ラ+パラ射連]+日ラというパターンになる。
もっとも、装薬ライフルやエアピストルなどの推薦銃を取らないのであれば、無理に日ラに入会する必要もない。
下表の左は2018年9月現在、右は2020年4月現在だが、奈良県・長崎県・鹿児島県が無くなってしまっている。
↓さらに2021年4月現在の一覧を見ると、21団体から19団体に減っている。京都府と和歌山県が見当たらない。
まったくの初心者が、見よう見まねでエアライフルによる標的射撃を始めてみた。ほとんど独学状態で、しかも身体に障害アリ。
こんなことで大丈夫か?
アレコレもがきながらも、楽しんでいる様子をご覧ください。
A physically disabled shooting beginner tells you how to get into an Air Rifle target shooting in Japan.
Un principiante discapacitado de tiro le dice cómo comenzar un tiro al blanco con rifles de aire comprimido en Japón.
殘疾人射擊初學者講述瞭如何在日本開始氣步槍射擊。
本サイト内すべてにおいて、その一部または全部を当方の許可なく引用、転載、複写等することを禁じます。発見した場合は使用料を請求いたします。なお、Wikipediaなどパブリックドメインに転載した場合は万死に値しますので、絶対に避けてください。
なお、オリジナルでない画像は可能な限り出典を明記しており、著作権侵害の意図はありません。
(All of the photos published in this web site are for reference purpose only unless otherwise mentioned. I have no intention to violate other's copyright.)
All rights reserved (c)2018-2025
Munekuni as Kuniarkel. Tokyo, JAPAN.
このサイトは現在も制作中です。
少しずつ記事が増えています。
乞うご期待!
最終更新日:2025年01月21日
サイト開設して満6年になりました!
(2018年12月開設)
Unique visitor (IP - Since April 2nd, 2019):
二重カウント防止機能付きカウンター
↓サイト内検索
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から