銃砲一斉検査(銃検)

概要

公安委員会の許可を得て銃砲を所持すると、年一回、所持している銃砲を持参して検査を受けなければならない。検査の対象は所持している銃砲と、その保管状況および使用状況などだ。検査の日程は所轄警察署によって幅があるようだが、毎年4月~5月ごろに行われているようだ。一般的に「銃検」と呼ばれている。

私の場合は、会場は所轄の警察署の講堂か武道場である。地域によっては、公民館などの別会場が設定されることがあるようだ。私の所轄警察署では日曜日に行われているが、これも地域によって異なり、平日に行なわれているところも多いようだ。また指定日も1日だけのところや2~3日のうち希望日を選べるところもあるらしい。指定日に行けない理由がある場合は、早めに事前に連絡のうえ、他の日時に予約を取る。

当日は、銃器が許可証に記載されているとおりのものか目視検査される。全長や銃身長の計測と銃番号の照合などが主である。その後、担当警察官に書類を提出し、簡単な聴取があって終わりだ。所要時間は15分ぐらいだ。過去3回の経験があるが、いずれも待たされることは無かった。担当警察官に聞くと、私の所轄署では一日で50~60人ぐらいの検査になるそうだ。

初めての一斉検査だと緊張するが、射撃協会などの指導員や知り合いも手伝いに来ていたりして、誰かしら顔見知りに会える。そのとき一気に緊張が解けるから心配には及ばない。


遅くとも検査実施日3週間前ぐらいまでには、所轄警察署より封書が郵送されてくる。その中に検査の通知書と提出書類のフォームが同封されてくる。検査日の設定は通常一日(ないし二日)だけだが、その日に旅行や海外出張している等、やむを得ない理由がある場合は、数週間後に予備日が設定されているので、あらかじめ担当警察官に連絡しておく。

代理人による検査は認められていないので、本人が指定日に行かなければならない。万一検査を受けなければ取り消しの対象となる。

(各警察本部によって、あらかじめ記入した書類を持参する場合と当日会場で記入する場合とがあるようだ。)



持参する物/提出書類

検査当日に持参するものや提出する書類は次のとおり。詳細は郵送されてくる検査通知書に細かく記されている。

なお、報告する内容は全国どこでもほぼ共通していると思うが、細かなフォームや手順などは、各警察本部や所轄警察署によって差があると思うので、ここで紹介することは参考に留めていただきたい。

(空気銃に関するものに限定して表記している。)

 

1)所持する銃砲(複数ある場合はすべて)と所持許可証

2)検査通知書

3)保管状況報告徴収書

4)猟銃等受検表

5)使用実績報告書

6)銃砲・実包等保管庫の設置場所の略図、

7)銃砲・実包等保管庫のそれぞれの写真(L版サイズ)

8)印鑑

 

このうち(2)(3)(4)(5)は郵送されてくるもので、記入する必要があるのは(3)保管状況報告と(4)猟銃等受検表、(5)使用実績報告だ。

(6)は設置場所を含む家の間取り図などを自分で作成し、(7)の写真も自分で撮影してプリントする。

このほか、銃砲安全協会に入会していて、次年度の年会費も支払うつもりの人は会員証も持参する。

作成した書類はすべてコピーを取るか、スキャンしておくことをお勧めする。毎回、だいたい似たような内容で記載することになるからだ。特に、保管庫設置場所の略図は同じものをコピーして使うことができる。

 


検査当日に持参する銃砲は、常に自分の管理下に置いておかなければならない。たとえば、自家用車に残したまま離れたりしたら、その瞬間、違法行為となってしまう。特に複数の銃砲を所持している人は要注意である。署内でも、担当警察官の了解がなければ、銃砲を放置したまま、その場を離れてはいけない。


以下に補足説明をしておく。

1)所持する銃砲と所持許可証

所持許可を受けている銃砲をすべて会場へ持参しなければならない。幸い私はエアライフル1丁だけなのでさほど大儀ではないが、複数の銃を所持している方は運ぶだけでも大変苦労されるようだ。しかし、大変だからと言って、持ち込むときに一部を車に残して少しずつ運び込んだり、人の手を借りてはならないのはご承知のとおりだ。一度で運びきれない場合は、ガンロッカーのある自宅と会場を数回往復しなければならない。

私の所轄署ではこのために駐車場スペースをいくつか空けておいてくれているようだが、私は簡易軽量型電動車椅子で乗り込むことにしている。エアシリンダやサイトなどを外して身軽にし、ガンケース(通常の運搬に使用しているもの)に入れたものを股に挟むようにして車椅子に乗っている。車椅子の背もたれには書類を入れたバックパック(かばん)を吊るす。

検査では全長・銃身長などを計測し、銃番号も含めて所持許可証の記載事項と照合する程度で、不法な改造が加えられていないかなども目視確認される。基本的には銃本体があれば良く、エアシリンダやサイトなどは不要らしい。当然ながら、銃弾が入っていないことを確認しておこう。銃口カバーなどは付けていなくても問題なかった。

 

所持許可証は持参するのをぜったいに忘れないように。銃砲を運搬しているとき所持許可証を携帯していなかったら、銃刀法違反になる。その逆、許可証は持ってきたのに、銃器を忘れたというのは笑い話で済ませる。

 

2022/03/25

令和4(2022)年度より検査対象銃の持参について変更があった。

当年中に所持許可の更新を受けた者のうち更新申請時に銃を提出(持参・提示)した者は、その銃器について一斉検査に持参する必要はなくなった。提出書類は持参しなければならない。なお、更新した者であっても銃を提出していない場合は従来通り一斉検査に銃を持参することになる。

また、当年中に更新を受ける予定の者も、更新申請時に提出することになるので、一斉検査には持参する必要はない。書類は持参しなければならない。

いずれも更新対象以外の銃器は検査対象となるので、一斉検査には持参しなければならない。

 

2023/03/31

令和5(2023)年度は、4-5月にG7広島サミットやその他の国際会議開催が行われるせいか、私の所轄署では銃検が3月に実施された。いつもより1か月も早い通知に、病み上がりの私は少し慌てたものだ。しかも一斉検査実施日はあいにく朝から雨で、毎年、自宅から銃を抱えて車椅子で行っていた私は困り果て、予備日に変更してもらおうと、当日朝に電話を入れた。いわゆるドタキャンに近く、変更を認めてもらえるかドキドキしたが、意外とあっさりOKとなり、しかも予備日でなくともよいという。理由も聞かれなかった。結局、天気予報でほぼ確実に雨が降らないとされる3日後ぐらいにアポを取り、今年の銃検を無事に済ませた。


2)検査通知書

「銃砲刀剣類の検査通知(検査通知書)」という標題で、「銃砲刀剣類所持等取締法第13条の規定に基づき、下記により検査を行いますので通知いたします」という一文で始まる通知文書である。検査日時と場所、検査対象物や持参する物、注意事項などが書かれている。この書類も持参しなさいと書いてあるが、提示や提出は不要である。

午前・午後など時間指定がある場合もあるので、よく注意する。


3)保管状況報告徴収書

提出書類のひとつ。公安委員会の印が押してあり、保管の状況について報告する。

標題部分にあらかじめ住所氏名、日付と報告期限が書き込まれているのが基本だが、白紙の場合は自分で記入する。右上の日付欄は検査日を記入する。「銃砲」と「実包」の欄があるが、空気銃のみの所持の場合は「実包」欄は空白のままでよい。

保管状況報告徴収書
保管状況報告徴収書

<記入方法補足>

・保管設備:市販のガンロッカーの場合=「スチール製専用ロッカー」

・設置場所:「2F寝室のクローゼット内」などと記入する。

・設置方法:ロッカーをネジ止めしている場合=「固定」

・種別及び数量:エアライフル=「空気銃 1丁」

・保管方法:エアライフルの場合=「その他(エアシリンダを外している)」など

・盗難防止装置:市販のガンロッカーの場合=「特別に強固な錠をつけている」



4)猟銃等受検表

所持している銃砲について報告する。

表面(猟銃等受検表)と裏面(猟銃等検査結果表)があるが、受検者は表面のみ記入する。(裏面は検査者が記入する。)

表面には、受検者の住所と電話番号、勤務先の所在地と名称、電話番号、職業、氏名、生年月日などの個人情報を記入するが、定年退職者や年金生活者などは職業:無職とし、勤務先欄は空欄で構わない。

所持する銃砲の種類・目的とその数量、過去一年間の空気銃弾の使用数、射撃練習や競技会出場回数、今後の所持意志(継続/譲渡/廃棄)を記入については、それぞれ正確に記載しなければならないので、練習や競技会のたびに消費弾数など記録しておく必要がある。

所持していない銃砲に関しては記入する必要は無く、空気銃のみ所持の場合は、火薬類等の保管状況欄も空欄のままでよい。

猟銃等受検表(表)
猟銃等受検表(表)
猟銃等検査結果表(裏)
猟銃等検査結果表(裏)


5)使用実績報告書

所持許可を受けている銃砲ごとに、直前3年間の使用実績を報告する。表裏で4丁分の記載ができるが、1丁のみ所持の場合は1ヶ所だけ記入する。

該当する欄には、許可番号や許可年月日、銃の種類「空気銃」、許可に係る用途「標的射撃」などを記入した上で、直前3年間に使用した実績について、最近のものから順次2日分(2回分)を記載すればよい。内容は、使用した年月日(射撃をした日付)、場所(射撃場名)、用途(「射撃練習」または「競技会出場」)、状況(消費弾数、同行者名など)である。

使用実績については、少なくとも過去1年間に1回以上は実績があることが必要で、いわゆる眠り銃を防止する観点から、3年以内に一度も実績がない場合はほぼ無条件で取り消しになるという。3年間に使用実績がない場合は、備考欄に理由を記入する。

年1回程度でも問題はないが、極端に少ない場合は、もう少し数をこなせるように頑張ってくださいと指導されることはある(と言っても口頭だけだが)。

射撃場で射撃練習をした証明を求められることがあるかもしれないので、射撃場の領収書や利用証明スタンプ押印の「ライフル射手手帳」など何か証明となるものを持参すべきだ。私の場合は「射手手帳」のコピーを毎回取られている。

実績はごまかしてはいけない。射撃場に問い合わせを入れるなど確認をされることがあるので、正直に記入すること。虚偽申告がばれて取り消しになった例があるらしい。

昨今は新型コロナ感染対策の影響もあって、気軽に射撃場へ通えない環境なので、その旨を伝えれば1年間の実績がなくても多めに見てもらえるはずだ。実際、私の場合、2021年春の検査ではOKとなっている。

使用実績報告書(表)
使用実績報告書(表)
使用実績報告書(裏)
使用実績報告書(裏)


6)銃砲・実包等保管庫の設置場所の略図

ガンロッカーと装弾ロッカーを設置している場所を記した図を作成して提出する。空気銃のみ所持の場合は装弾ロッカーは必要ない。

主には家の間取りを描いて、ガンロッカーの場所を示せばよい。もちろん手書きの略図で構わないが、私は自宅の設計士にもらっていた間取り図を引っ張り出してきてスキャンし、Photoshopで余計なデータを削除しつつ、ガンロッカーの設置場所を入れるなど、ちょっと手の混んだことをした。

実はこれは最初に所持許可申請をしたときに作っていたもので、一斉検査ではそのまま流用した。

毎年提出する書類なので、ガンロッカーを移動させなければ、同じものをコピーして使うことができる。


7)銃砲・実包等保管庫のそれぞれの写真

ガンロッカーと装弾ロッカーの写真を自分で撮影して、プリントしたものを提出する。空気銃のみ所持の場合は装弾ロッカーは必要ない。私の場合は「写真用紙、L版サイズ」との指定があった。

初めての一斉検査のときは、念のためと思ってガンロッカーの外観のほか扉を開けたところなど数枚のショットを持参して、まず外観を写したもの1枚だけ小出しにしてみたが、それでOKだった。


8)印鑑

お役所に行くときは、印鑑は持ってくるなといわれても持参すべき物だろう。書類に押印した物と同じ印鑑を持っていこう。認印でよいが、シャチハタのような印影が変わる物はダメである。



検査当日

地域によって手順や報告内容、混み具合などにかなり差があるようだが、私が経験した例を記しておく。

 

検査通知書に記載されている日の受付時間内に会場へ出向くと、地元の猟友会や射撃協会の人たちがアシストとしてスタンバイしているので、知り合いも含め何人かに挨拶することになる。

(2019年4月追記:当年は会場内に受付テーブルが設置されていて、入ったときに許可証等を提示して名簿と照合された。過去2回はなかった手順である。)

持参したガンケースを会場の端にあるテーブルに置くように指示されるので、テーブルに載せ、ケースから銃器を取り出す。ガンケースを置くとき、銃口方向が壁側に向くようにしておく。

ケースを空けたら、銃弾が装填されていないことを確認し、所持許可証とともに銃器を会場中央にある台へ移動させる。このとき、銃口は天井に向けるなど配慮し、人が居る方向へ向けないようにすること。

エアシリンダやサイト類は無くて構わないので、すべて外してエアライフル本体だけを持参すればよい。エアライフルは散弾銃と異なり、会場で組み立てるなどの作業は無い。

 

係員たち(猟友会または射撃協会のアシスト複数)が、台の上に置いた銃器の銃番号を所持許可証と照合し、銃の全長と銃身長をメジャーで測って、所持許可証記載の数値と照合する。

確認できたら、銃器をケースに戻すように指示されるので、銃口を人に向けないように注意しながら、ケースに収納する。

狩猟やクレー射撃のみをやっている人(係員)は、競技射撃用のエアライフルが珍しいらしく、このとき雑談が少々あったりする。

 

次に、指示に従い、銃器はガンケースに入れた状態で最初のテーブルに置いたままにして、担当警察官の居るデスクに書類を持参して提出する。順番を待ったことはない。相手をしてくれる担当警察官は、いつもの生活安全課の人なので、「どうもどうも」という感じで挨拶する。

書類提出時に担当警察官によりいくつか質問される。主には書類記載事項の確認である。

私の場合は、体調、空気銃弾の現在の残数、射撃場へ通った回数、ガンロッカーの仕様の確認、更新申請時期のリマインドや経験者講習の受講についてなどだった。空気銃弾の残数については、火薬類とは異なり細かく記録しておく義務は無いので、「だいたいでいいですよ」と言われたが、警察署によっては空気銃弾の帳簿も作って欲しいと言われることもあるようなので、指示に従っていただきたい。私は、消費弾数はもちろん、残数もきっちり管理している。

また、ネット情報などでは、このとき所持許可申請時の聴取と同じような質問、たとえば借金の有無や家族の状況、家族の理解度合いなどを問われている人もいるようだ。

手続き事項について疑問点などがあれば、銃検のときに聞いておけばよい。

検査が終了したら、所持許可証の「検査欄」ページに記入押印してくれる。

 

一斉検査としてはこれで終わりなのだが、同じ会場に銃砲安全協会の受付が設置されていて、そこで安全協会の年会費を払うことになる。もちろん入会は任意なのだが、年会費2,000円なので、貴重な情報源として利用させていただいている。会費を払うと会報がもらえ、新規入会の場合は後日、手帳型の会員証が送られてくる。次年度からはこれも忘れずに持参しよう。


所持許可証 検査欄
所持許可証 検査欄

銃砲一斉検査を受検したら、許可証の検査欄に警察官が記入・押印してくれる。




新型コロナ禍での銃検

2020/04/03追記

新型コロナウイルス(武漢ウイルス)感染拡大防止対策で騒がしい毎日であるが、私の所轄署からは例年通り、4月某日に銃砲一斉検査を実施するという通知が3月下旬に郵送されてきている。今回は、マスク着用などの予防対策をしっかりお願いしますという但し書きつきである。

ネット上では、一部の警察署ですでに感染拡大防止対策のために延期したというところもあるようだが、今後、非常事態宣言が出されたら一斉に延期されるのだろうか。なんだか落ち着かない。


2020/04/07追記

本日、所轄警察署より、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、銃砲一斉検査を延期する旨の通知が郵送されてきた。現状では期日は指定されていない。東京都下およびその周辺県はもちろん、全国でも延期の動きが広まっていくことと思う。通知は、書面または電話連絡などで行われている。

ネット情報によると、神奈川県某署では、当日受検できないため別の日に個別で受検するということもできなくなっているようだ。また、すでに個別に受検している場合でも、後日に設定される一斉検査には改めて受検を要請されるという。とりあえず今は大人しく動静を見極めるしかなさそうだ。

すでに配布されている書類は、そのまま使用することになるので、大切に保管しておくこと。延期が中止になることはないと思うが、書類作成は日時が決まってからでよいかもしれない。


2020/12/05追記

所轄署での経験者講習会受講を申し込んだ際に、COVID-19のせいで実施できなかった銃砲検査を講習会終了時にやらせてくださいと言われていたが、実施日前日に所轄署担当より電話が入り、「無理にする必要なしということになりました」とのこと。結局、当日は例年通り、講習会のみの受講となった。

その際、担当警察官に聞くと、今年度の銃砲検査はおそらく中止になるということだった。


2021/04/25追記

令和3年度の銃検は予定通り、所轄警察署を会場として実施された。案内は郵送にて実施日の1カ月ほど前に届いていた。

案内によると、私の所轄署では新型コロナ対策のため日を分けていると書いてあったが、検査日当日に会場で聞いてみると、設定は例年通りで、予備日を一日設けているのも例年と同じで、それ以外は特に分割開催しているわけでもなかったようだ。

当日はいつものように電動車いすで出かける。銃器はフットレストに立てて両脚の間に挟むようにして抱える。入場時には検温と手指の消毒があった。会場に入って名前を告げると、まずは銃器の計測台へ案内される。例年は1カ所なのだが、今回は3カ所に分かれていた。警察官ではない、協会関係者らしき人が二人がかりで、製造番号、銃身長、全長の3点をチェックする。

 

次は警察官との面談だ。本日の開始時間は午前9時からだったが、ほぼあさイチの09:20ごろに入った。午後から雨という予報もあって早めに済まそうという人が多かったのか、いつもよりは少し混んでいて、面接の前に少し並んで列の3人目になった。面接の担当官のほうは3名体制だったおかげもあり、ほとんど待つことなく自分の番になった。

 

面接では事前に要求されていた書類一式を提出して、それについての確認のようなやり取りがある。今回は特に深い話は無く、比較的あっさり終わった。実のところ、過去1年の使用実績がゼロだったのが少し気になっていたが、「コロナの影響ですよね」と念押しされただけで済んだ。担当官も書類に「コロナの影響で」と記入していた。

 

他に聞かれたことは、銃器のチェック(計測)で相違点などは指摘されなかったか(→なし)、銃は分解して保管しているか(→エアシリンダを外している)、銃の点検は週一か(→週一ないし10日に一回ぐらい)、射撃場のスコアカードやレシートはあるか(→自宅に電子標的をプリントアウトしたものはある。レシート保管)ぐらいだった。いつもはもう少し雑談のような会話もあるのだが、今年は無駄話は無く、最後に私のほうから今回の日程について聞いてみただけだった。

 

面接が終わると、安全協会のテーブルで会費2,000円支払って、会報をもらう。今年の会報には講習会の日程が載っていなかった。今年度のスケジュールがすべて分かれば、サイトにも掲載しようと思っていただけに残念だ。

今回の所要時間15分ほどで、会場では顔見知りにも出会わなかった。

 

ところで、入室前に「先日、埼玉のほうでライフル銃の誤射があったので、計測のときに弾が入っていないかよく確認してください」と言われた。ネットで調べると、04/21、春日部署で60代男性が所持する自動式ライフル銃の計測が終わり、片付けようとして引き金に触れたときに銃弾が発射されたとのこと。弾の装填の有無を確認していなかったらしい。弾は壁に当たってケガ人はいなかった。

銃検での計測は必ずしも警察官がやるわけでもなく、任命を受けた協会関係者などが担当していることもあるが、銃弾の装填確認は所持者がしなければならないので、人任せにしてはならない。命にかかわるので、うっかりでは済まされない。銃器に触れるときは常に慎重に。

 

ちなみに、感染者数が爆発的に増加している大阪府では、今年度の銃検を早々に延期としている。