段級審査

エアライフルやビームライフル射撃には、柔道や剣道のように段級審査があり、現在のところ日本ライフル射撃協会(日ラ)が定める段級位としては、エアライフルでは5級から8段まで、ビームライフルは7級から6段までの設定があるようだ。射撃協会により認定されると賞状とバッジが授与される。審査は公認大会または加入団体の段級審査会で受験する。大会の場合は、大会記録が判定に供されることになる。

如何に実力があるからといって、段級を取得していない者がいきなり段を取ることはできず、5級と1級を同時に取得してから、次回初段を取得するという流れになる。

なお、審査に際しては、実技に加えて筆記試験(段級審査学科試験)もある。筆記試験の内容は、主に安全操作に関することや競技規則に関するものである。実技審査後、おおむね1週間以内に段級審査委員会へ送付・提出する。

 

<身体障害者の射撃に関して>

障害者の射撃姿勢を規定するために日本パラ射撃連盟(パラ射連、旧・日障射連)の認定によりクラス分け(SH1またはSH2)が行われているが、現在のところ段級審査はSH1クラスのみで、残念ながら支持スタンドを使用するSH2クラスは実施されていないそうだ。

SH1クラスの射手は、パラ射連に入会登録する(=会員になる)と、日ラが定める段級位の10~6級を受験することができる。また、日ラ登録することにより、日ラが定める段級位を受験することができる(装薬銃を除く)。ちなみにパラ射連は日ラの加盟団体である。

<参考>