エアライフル(空気銃)の射撃場を使うことができるのは公安委員会から所持許可を受けている人だけで、空気銃をレンタルしてもらって射撃できるところ(貸し銃制度)は、現在は存在しない(ひとむかし前はあったようだが)。それゆえ、所持許可を取る前に空気銃を試しに撃ってみるということはできない。
もし体験したければ、ビームライフルやデジタルピストルのような光線銃などで疑似体験するしかない。
次に、所持許可を受けている人でも、射撃場によっては事前に登録が必要だったり、講習の受講を義務付けでいるところもあるので、前もって確認が必要だ。講習の開催頻度もまちまちだが、多いところでは毎週開催している。また、登録に身分証明書や写真などが必要なところもあるので、あわせて確認しておきたい。
また、利用のたびに予約が必要としているところもあるようだ。
射撃場のサイトなどで情報が得にくければ、地元や管轄地域の射撃協会に問い合わせてみよう。
空気銃は、銃刀法の規定に基づき、公安委員会の指定を受けた射撃場でしか射撃をすることはできない。所持許可を申請する前に、定期的に通える射撃場があることを確認するのも重要なポイントだ。
所持した銃器は最低でも年1回以上使用していることが必要で、3年間使用実績がないとほぼ無条件で所持許可が取り消しになるようだ。使用実績は年1回の銃砲一斉検査で提出する書類で報告する義務がある。場合によっては射撃場で記入してもらう証明や領収書を求められることがある。虚偽記載して書類送検された例もあるので、ごまかさないように。(逆に言うと、年1回の実績があれば何とかなる。)
見学については、射撃場によって対応が異なる。所持許可がない人でも、受付などで申し込めば見学可能な射撃場もあれば、所持許可がない人は立ち入りができない射撃場もあるようだ。希望があれば問い合わせてみよう。
射撃場へ行くときに最低限必要なものは次のとおりだ。
これを忘れると、銃刀法違反になる。
必ずしも必要というわけではないが、使用実績欄に押印してもらっておけば、実績の証明になる。
エアライフル本体は、ガンケースに入れて持参する。ソフトケース(バッグ)で構わないが、精密機器なのでケース(バッグ)はクッションのあるものを使おう。
本体に加えて、エアを十分充填したエアシリンダも忘れないように。エアシリンダは本体から外して持参し、射座に着いてからエアライフル本体に装着する。装着する際に銃口の向きに注意する。100~200発ていどなら、予備シリンダは特に必要ないと思う。
射撃場によっては、エアタンクやハンドポンプが備え付けられているところもあるが、予めきちんと充填しておくことをお勧めする。
フロントサイトはエアライフル本体に付けたまま持参してもよいが、リアサイトは外して別のケースに入れて持参し、射座で装着する。
射撃場で購入できる場合もある。何発持参したか、何発消費したかを把握しておく。
・紙標的
射撃場で購入できる場合もある。電子標的の場合は必要ない。
・工具類
サイトを取りつけたり、バットプレートを調整したりするための六角レンチなどが必要だ。どこにどの工具を使うかは予め調べておこう。
立射姿勢をとる場合は銃をレスト(置く)させるのに必須アイテム。座って撃つだけなら必要ない。
射撃場によってはレンタルできるところもある。
障害者射撃のSH2クラスの姿勢で射撃をする場合に必要である。
以上が揃っていれば、とりあえずは射撃ができるはずだ。もちろん利用料金は忘れずに。
射撃場によっては、上履きが必要なところもある。所定のシューズがあればそれでよい。(サンダルやスリッパ禁止のところもある。)
これ以外には、利き目でないほうを隠す目隠し、シューティンググラス(メガネ)や、銃身内のクリーニンググッズもあるとよい。さらには射撃コートやズボン、グローブなどが欲しくなる。状況に応じて、セイフティフラグも用意する。
射撃場によって、ルールとマナーには若干の差があるだろう。たとえば、退出するときに清掃すべきか否かは射撃場によるようだ。しかしながら最低限の基本的なことは同じだと思うので、下記に記しておく。まずは安全第一を忘れずに。
・射撃場内では静粛にすること。話すときはトーンを落として。
・飲食は控えること。当然ながら、飲酒しての射撃は厳禁である。
・銃口を人に向けないこと。
・標的に向かって据銃したとき以外は引き金に触れないこと。
・銃弾を装填しているか否か、常に確認すること。
・銃を置くときはテーブルの上などに安定させた状態で置くこと。
・1発撃つたびごとにすぐに装填口を開放する(コッキングレバーオープンする)こと。
・小休止などで銃を置くときは、セイフティフラグを指すか、装填口を開放状態にして銃口カバーを掛けておくこと。
・他人の銃器に絶対に触れないこと。
・他人の射座に不用意に入らないこと。
・射座のラインから許可無く前へ出ないこと。
・万一、標的以外のものを撃ってしまったら、すぐに管理者へ届けること。
・管理者や監督者が射座のラインから前へ出るときなど、射撃中止のコール(合図)があったら即座に中止し、再開のコールまで待つこと。
・人と会ったら、会釈や挨拶など場の雰囲気に応じて臨機応変に。(何度も同じ人によく会ったりするものだ。)
・スリッパ履き禁止の射場や上履きが必要となる射場もある。
エアライフルは10m先に設置した標的を狙って射撃を行うが、射撃場の標的システムについては、紙標的を使うものと電子標的を使うものの2つの種類がある。それぞれの使い方をあらかじめ知っておこう。
射撃場で、食事などで一時的に席を外す場合は、銃と重要部品を別々にして、確実に保管設備に入れて保管する。適切な保管設備がない場合は、常に自分の身の回りに置いて保管管理しなければならない。神奈川県立伊勢原射撃場にはガンロッカーが備え付けられている。
(宿泊施設などに宿泊する場合は、ガンロッカー等の設備がないので、自宅保管する場合に準じて保管するように心がけることが求められる。)
伊勢原射撃場エアライフル射場にある一時保管用のガンロッカー。
まったくの初心者が、見よう見まねでエアライフルによる標的射撃を始めてみた。ほとんど独学状態で、しかも身体に障害アリ。
こんなことで大丈夫か?
アレコレもがきながらも、楽しんでいる様子をご覧ください。
A physically disabled shooting beginner tells you how to get into an Air Rifle target shooting in Japan.
Un principiante discapacitado de tiro le dice cómo comenzar un tiro al blanco con rifles de aire comprimido en Japón.
殘疾人射擊初學者講述瞭如何在日本開始氣步槍射擊。
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最終更新日:2025年01月21日
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