競技用の空気銃は、厚手の紙でできた標的を10m先にセットして射撃する。
昨今の射撃場で紙標的を使うところでは、自動交換機が設置されているのが普通だ。手元のコントローラーで紙標的を送り出したり回収したりできる。
私は経験が無いが、ひとむかし前は手動でレバーを回していたこともあったらしい。
紙標的自動交換機なんて、映画やドラマでしか見たことがなかったので、初めて使ったときは興奮したものだ。
ますは、伊勢原射撃場を例に使用方法を書いてみたい。
(伊勢原射撃場は、2019年3月27日より全的に電子標的を導入している。)
紙標的の詳細についてはこちらを参照いただきたい。
各射座の右手に1台ずつ、紙標的自動交換機のコントローラーが設置されている。(緑色のもの)
コントローラーの仕様にはいくつか種類があるが、操作方法はほぼ同じである。伊勢原射撃場に設置されていたのは、西ドイツ製HARING社製モデルEL6。約20年前に導入した物のようだ。
装置の横に置いてあるものがエアライフル用の紙標的だ。
使い方は、まず赤い電源スイッチ(ロッカスイッチ)をONにする。これは使用が終了するまで入れっぱなしでよい。
黒いトグルスイッチは、紙標的を送り出すためのものである。
退出時には電源スイッチをOFFにする。
Y字型の針金が2本立っているが、そこに紙標的を差し挟んで、黒いトグルスイッチをONの方向(前進)へ倒すと、紙標的が10m先の位置に送り出される。
送り出した紙標的は、突き当たると自動的に止まる仕組みである。手元に戻すときは、黒いトグルスイッチをOFFの方向(後退)へ倒せば戻ってきて自動的に止まる。
標的が移動している途中でも、このスイッチを操作すれば前進後退させることができる。
紙標的は、Y字の針金支柱にしっかりと差し込む。上下左右の向きは特に問わないが、私は着弾点を比較するために天地を決めている。
標的の背後のバックストップは、下向きに角度が付けられている。銃弾が跳ねたときに射座のほうへ戻ってこないようにするためだろう。
ちなみに写真では、6番にはエアピストルの標的が、8番にはエアライフルの標的がそれぞれセットされている。エアピストルの標的のほうが少し大きい。
11番射座にエアライフル標的をセットした。これを目掛けて射撃を行う。
隣の12番射座にはビームライフル装置も設置されている。標的の見え方に若干の差があるように思える。なぜかエアライフルの黒い円のほうが小さく感じる。
まったくの初心者が、見よう見まねでエアライフルによる標的射撃を始めてみた。ほとんど独学状態で、しかも身体に障害アリ。
こんなことで大丈夫か?
アレコレもがきながらも、楽しんでいる様子をご覧ください。
A physically disabled shooting beginner tells you how to get into an Air Rifle target shooting in Japan.
Un principiante discapacitado de tiro le dice cómo comenzar un tiro al blanco con rifles de aire comprimido en Japón.
殘疾人射擊初學者講述瞭如何在日本開始氣步槍射擊。
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