射撃用メガネ・カバーディスク

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近視などで視力を矯正する必要がある場合、ふつうのメガネだと不都合が生じるとのこと。サイトを覗くとき斜めに眼鏡レンズを使うことになるので、ターゲットに歪みが生じるのだ。そのため、射撃用のメガネ(シューティンググラス)というものがある。サイティングする利き目だけのレンズが取り付けられているもので、角度や向き、位置などが自由に調整できるので、レンズを真正面で使うことができる。

レンズホルダーには大小ふたつのサイズ(レンズ径)がある。たとえば、チャンピオンというメーカーでは30Φと23Φ、クノブロッホでは37Φと23Φというのがカタログに記載されているが、大きいほうはエアピストル用、小さいほうはエアライフル用である。

また、チャンピオン社のものには、右射手用と左射手用でノーズの形状が異なっているものもある。ノーズのツルが視界に入って邪魔をしないようにするための配慮だ。

カバーディスクは、使用しないほうの目をカバーするためのものだ。サイティングは片目だけを使うのだが、サイトを見ないほうの目はつぶってはいけない。開けたままでカバーディスクで視界を遮蔽する。下の写真ではメガネに取り付けているが、カバーディスクだけを付けて頭に巻くバンドなども販売されている。また、銃器のリアサイトに取り付けるもの(アイピーススクリーン)もある。

チャンピオン シューティンググラスケース
チャンピオン シューティンググラスケース

チャンピオン社製フレームに付属する専用ケース。

チャンピオン シューティンググラス
チャンピオン シューティンググラス

チャンピオン社製オリンピックフレーム、左射手用。

レンズホルダーは23Φ、半透明のカバーディスクも付けている。



射撃用眼鏡(チャンピオン・オリンピックフレーム 左用)
射撃用眼鏡(チャンピオン・オリンピックフレーム 左用)

左射手用なので、左目でサイティングし、右目はカバーする。ノーズも左でサイティングしやすいように寄っている。

オリンピックフレームには左右兼用モデルも販売されている。

写真のものはレンズ未装着状態。

オリンピックフレーム(前から見たところ)
オリンピックフレーム(前から見たところ)

可動部分が多く、レンズやカバーディスクの位置や角度、つるの長さなど細かな調整ができるが、慣れないとなかなか悩ましい。

ネジ止めは付属のレンチで行う。



近年のISSFのルール改定で、サイドブラインダー(サイドスクリーン)は公式試合で使用できなくなっている。

また、同じくルール改定により、リアサイトに矯正レンズを一枚だけ装備することができる。


アイピース(リアサイト用)

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